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2017年01月21日

裏ワザ@冬のソーラークッキング

かもちゃん家ではソーラークッカーは、年始から活躍しておりますが
さすがに冬の日差しは弱く、日照時間も短いので加熱能力は低いです。
具体的に何度くらいまで上がるかは
実際に測定したことはないですが、推定で70℃~95℃といったところじゃないかな。夏場は水が軽く沸騰するくらいまで上がりますが、冬はせいぜい70℃~85℃というところじゃないでしょうか。

経験によると、冬場や、夏でも晴れ具合いまひとつの時は、植物性材料の加熱は不向きのようです。
対して、肉や卵の成功率は高いです。

植物材料には細胞壁があります。ざっと言うと、それはセルロース類(食物繊維)で出来ています。セルロースは高分子多糖類。細胞の中身も、細胞壁と同じではありませんが分類で言うと、やっぱり高分子多糖類。高分子多糖類を壊さないと材料は柔らかくなりません。そのための温度は、肉類よりも高めに必要です。
※具体的な数字は条件や素材によって違うので調べ切れてないです。

一方肉類は細胞壁がありません。
しかもタンパク質でできています。
タンパク質にも色々あるのですが、加熱による変性は、高分子多糖類より低い温度で起こります。

この差が、出来不出来を左右しているんだと思っています。
※推測なので、ここだけの話ね。

そんな冬場でも、植物材料をうまく調理する裏ワザを見つけました。
冷凍野菜を使うことです。

冷凍野菜は予め加熱してあります。だから既に細胞壁は壊れており、あとは「あったまりさえすればいい!」わけです。
それって調理? というツッコミは、まーそのご勘弁くださいな。

今回は冷凍カボチャを使ってみました。
遊びゴコロで、ココナツミルクと一緒に煮てみました。
2~3時間ほどほったらかしで、美味しく出来ました。
ちょっと気をよくしたので、バリエーションを広げてみたくなりました。













植物の細胞と動物の細胞の違いだと思います。

  

2017年01月04日

こうでなくちゃ、私は

ブログの中身も、井戸端カガクのやり方も、今年からは大幅に変えていこうと思ってます。

専門用語を使わずに、わかりやすく楽しく、で
ずっとやってきましたが、
それは、もう、やめます。

理由はですね。


私らしくないからです。
わたしゃ、そもそも純粋理系。
起承転結で事実だけ聞きたい語りたい。
夢だのワクワクだのドキドキだの、イラスト使いだの、
そういうカワイイ女子系のことは
苦手だし才能が乏しいし、第一、キライでした。いや、今でもそう。
わかりやすくする作業は、すごく大変でめんどくさい。

なのに、何故それをやってきたかというと。

専門用語が気に入らない方、化学式を見ただけで拒絶反応を起こす方が
特に女性の中には驚くほど、たくさんいます。
(ほんとに驚きます。何故そこまで毛嫌いする?と思います。)

でも、そういう人にも、カガクを好きになってほしいと思ったので
わかりやすさを第一にしてきたのです。
自分のカラを破る努力も必要だ、独善ではいけない、
などと殊勝な思いもありました。

しかし、気づいてしまった。
誰かに頼まれたわけでもないのに
ということに。

そもそも、このブログも井戸端カガクも、私が好き勝手に始めたことであります。
誰かの顔色をうかがう必要は無いはずなのでした。
それなのに、カガク嫌いの方を振り向かせようと思った、
そもそもの理由は何だったのだろうか?

これを突き止めるには、ちょっと時間がかかりましたが
やっと、わかりました。

わかりやすくして色んな人に喜んでもらおうとなんて思ったのは
私の欲でした。

裾野を広げたら、講演会で小金を稼げるかなと思ったりしたからです。
それが土台の土台にありました。

能力もないのに欲を出したら
自分で自分を疲れさせていくのは必至です。

これからは初心に戻り、
好き勝手モードでやっていきます。
専門用語も化学式も使いまくります。
そうでないと、正確な表現は出来ない。
表現に時間をとられることなく、その分、探究するほうに時間をつぎ込める。

わかる人にわかればいいんです。
わかる人は、必ず、います。
ただ、とても少ないだけです。
それで、いいんです。

それがイヤだなと思う方には離れていってもらうだけ。
シンプルです。


正月から好き勝手に書いてしまったけれど
とてもスッキリして、いい感じです。

こうでなくちゃ、私は。






  

Posted by かもちゃん at 07:04Comments(6)◎プロフィール